夢。

だぶるでーと

少女に別れを告げると、少女は走りだした。
いっきに屋上へと駆け上がると空にその身を投げた。


俺は、一緒に来ていた友達のカップルと話す。
本当に好きな人がいるから、彼女とは付き合えないという事を告げた。


少女は、迫り来る地面に向かって、声にならない声で叫んだ。
助けて。


俺は飛び降りてはいなかった。のか、分からない。
ただ、地面が近寄ってきたときには死んだとおもったのに。
それは、まだ屋上の地面だった。

おばーちゃん

父方の両親の家に遊びに行った。
鍵は開いているが、誰も居ない。
従兄弟の部屋が珍しく空いているが、誰もいないようだ。
さがしていると、おばーちゃんが倒れていた。
一気に、頭に血が上る。


おばーちゃんと叫んで、近寄りゆすってみると、
死なせて、お願いだから死なせて。
そういった。
反射的に僕は「頑張って」といった。


そのとき、僕の視界にメモのような日記が飛び込んできた。
おばーちゃんの日記だ。
『私は、もう助からない。癌だろう。
はやく死にたい』
要約するとそんな感じの内容だった。
涙が止まらない。