髪をセットするのが苦手というか嫌いを読んで。

あー、なんてそっくりなんだ。

僕は髪をセットするのが凄く苦手だ。そのキッカケはというと、高校時代の頃のトラウマによるものだと思ってる。中学時代から学校内でもパッとしない存在だった僕は、高校に上がる時、知ってる人も居なくなると思ってイメチェンを図ってみた。具体的には髪型を変えた。近所の床屋じゃなくて隣町の少しオシャレな感じの床屋に行って、スポーツ刈りじゃない、それよりも気持ち長めの当時の自分としては一生懸命オシャレな感じを演出してみた。整髪料で前髪あげて固めてみて、自分なりに格好良くやってみたら、何かそれが僕としても凄く良くて、気分もちょっとウキウキしたよ。本当。

http://d.hatena.ne.jp/hebomegane/20070514/1179074388

自分もそう。というか特にイメチェンなんてキモチはなかったのだけど、髪型をセットするという時期は思春期になると必ずくるわけで。特に中学や高校なんかになると、男子ってのはこぞって整髪料をつけはじめたり、エイトフォーなんかで、女子にアピールしたりしはじめる。そういうのに付いていけなくなると大抵が非モテの扉を叩くことになるんだと思う。

傷つき易いんだ。

事の発端はこうだ。「その髪型変じゃない?」なんて、クラスメートの何気ない一言。今思えば、そんなの大したことは無いのかも知れないけど、僕はその一言に恐ろしいまでに狼狽した。格好良い、イケてると思ってた自分の髪型が急に恥ずかしくなった。今までは髪型にも無頓着で来てたし、慣れてなかったから、きっと当時の僕のセットは客観的に見れば変だったのだ。その指摘をされたことに恥ずかしさで消えたくなった。

僕もあっけなく砕け散ったし、この人も同じみたい。髪型に何か手を加えると、かならず何か言い出すヤツがいるんだ。でも、それは、「少し(いつもと)違うね」ってイミだったり、オカシイっていうより変わってるってトコをアピールしてるんだ。だから、変っていうのはいつもと違ってて違和感があるとか、そういう意味なことが多い。もしファッション的にアブない感じだったら、それでつらぬいちゃえ。でも、周りが引いていくかもしれないから、周りに話したり、意見を聞いたり、ファッション雑誌だの、美容院のお兄ちゃんと友達になるだのってのが必要になってきたりするのかな。

結局そうなる

多分冗談なんだろうけど、稀に整髪料をつけてる日に人から「それは寝癖ですか?」なんて言われると、笑いながら「へへへ寝癖だよ」なんて答えて、折角セットしてきた頭を自分でグシャグシャにして「寝癖直らなかったんだよね…」と無造作ヘアを気取ってみたりしてる。本当は結構なコストを払って髪をセットしてきてるから、とても悲しい。

一度そう思っちゃうと、誰に何を言われても、断念しちゃう。何度脱非ファッション派をしようとしても無駄になっちゃうのだ。

普段ファッションに気を使わないと

ちょっといじってみたくなったりしたときに、何か言われる。それは先にネガティブコメントだったりすることもままあるのだ。
普段そういうの考えない人は分かると思うけど、ガチガチにファッションやってる人って一緒にいると、なんかちょっとキモいな。っておもっちゃうときがあって。
少しやりすぎじゃない?とか、そっちなんだ。みたいな感じになる。
でも、ファッションっていうのは、たぶん方向性がいっぱいあって。
javac/c++な人が、perlとかrubyみてキモいって思うのと同じことなんだと思う。
カジュアルな感じでガチガチしてる人をみてアレレって思うのは多分、シックなほうが好みだからだったりして。そういうカッコしてキモいて言われたら、たぶん、相手のタイプが違うんじゃないかな。
だから、怖がってすぐにそういうのにコンプレックスをもっちゃいけなくて。

でも、

実際のところ一度もってしまうと脱することがムツカシイのです。
こういうときは、誰かが、自分の変化に敏感に反応して褒めてくれたりすると、めちゃくちゃ変われそうなんだけど、そんなヤツはどこにもいないのが現状だったりだったりだったり。
自信がもてないと、どうしていいのかわからなくなって、何をしても不安になって、とりあえず、誰にも触れられたくないけど、触れられても自分は無頓着であきらめてるんですよキャラを演じることでキモチをごまかそうとする。